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2008年5月28日 (水)

チラシデザイン!

Bhu17previewBHU第17回公演『その男、アゼルバイジャン』のチラシハガキデザインが決定しました!
詳細情報は岡見が作・演出しているもうひとつのユニット・東京ゲオグランデの『社内大作戦』のパンフレットで初出しするのでまだお見せできませんが、ガラス越しに見た画像を掲載しておきます。ジラすようですみません。オンライン掲載までは今しばらくお待ちください。

BHUらしいといえばBHUらしい、でも初めてチラシを見た人は決して内容をイメージできない作りになっています。あまりにもイメージできないと誰も来てくれないので、あらすじも『社内大作戦』公演以降、掲載しますね。お楽しみに!

2008年5月22日 (木)

『チェイス・マンハッタン』こぼれ話・その1

Organ『チェイス・マンハッタン』のネタ、まだありました。この写真、何だと思いますか? オルガンですね。とても古いオルガン。これ、実は『チェイス・マンハッタン』を上演した劇場、テルプシコールに常設されているオルガンなんです。年季入ってますよね。弾けるのかな? そこのところは試してもいないし、劇場主の方にも確認していないのですが。

オルガンというと、私なんかは教会のイメージしか思い浮かばないのですが、みなさんはどんなイメージが思い浮かびますか?
ピアノともエレクトーンとも、もちろんシンセサイザーとも違う音色を奏でるオルガンですが、どこか柔らくて優しい印象があります。弾けたら楽しいだろうなあ。どなたか弾けませんか? 弾ける人募集します。半分本気です。メールお待ちしてます。

2008年5月21日 (水)

東京ゲオグランデ!

Tgg_02_2いよいよ来月、岡見が作・演出する東京ゲオグランデの第二種接近公演(第2回公演)の幕が上がります!

2008年6月20〜22日
G:Counterプロデュース
東京ゲオグランデ 第二種接近公演

社内大作戦
 〜男たちのバンカー〜

劇場:武蔵野芸能劇場(JR三鷹駅下車徒歩1分)
作・演出:岡見文克
出演:ウシオ(GLENS)、小高 章、勝本 豪、國立 幸、佐藤みのり、真田志帆、鈴木良子、高山典子、豊留 学、藤久亜紀、山西 彩、わかまつひでゆき

ご予約される代表の方のお名前、ご覧いただく人数(代表者を含む)、ご覧いただく日時をメールにておしらせください。

開演時間(開場は開演の30分前です):
6月20日(金)19:30
6月21日(土)14:00 / 19:30
6月22日(日)14:00

料金:2,500円 日時指定・完全予約制

BHUとはまたひと味違った世界ですが、楽しい作品になっていますので、お知り合いをお誘い合わせの上、ぜひご来場ください! ご予約お待ちしてます!

公式ブログ

2008年5月20日 (火)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード19

P1010600ブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回は最終回。「BHUの今後の活動」についてお話しします。

先日、よくBHUの公演をご覧いただいている方の日記(某SNSの)に「タイトルの駄洒落が大好きなBHU」と書かれまして。まあ、個人的に駄洒落は嫌いではないんですが、BHU作品のタイトルで駄洒落っぽいのは第14回の『メルシー、ボク(フランス語の beaucoupと僕を引っ掛けています)』と今回の『チェイス・マンハッタン(ほぼ同名の銀行がアメリカにあります)』くらいで、少し広げても別ユニットの東京ゲオグランデの旗揚げ公演『家庭大作戦(スタートレック=宇宙大作戦のもじり)』と、6月に上演予定の『社内大作戦』の副題『男たちのバンカー(映画『男たちの挽歌』の駄洒落)』くらいでして、そんなに駄洒落なタイトルを連発しているわけではありません。

では次回作『その男、アゼルバイジャン』はどうなのか。北野武初監督映画『その男、凶暴につき』をイメージされた方はいらっしゃるかもしれませんが、この時点では特に駄洒落ではありませんよね。いや、もう、タイトルが駄洒落かどうかという話はどうでもいいんです。

今まで「コミュニケーションのズレ」を笑いに転化してきたBHUですが、次回作はそれに加えて「愛」をテーマにした作品にしていきたいと考えています。旗揚げ公演『ソラ・カラ・ミテタ』のサブテーマが「愛は(端から見れば)勘違いの感情にすぎない」でしたが、それ以来ですよ。どうしたんだ岡見。何を血迷ったか、と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そこはそれBHUです。どこぞのラブロマンスやラブコメみたいな話になるわけがありません。

メンバーも増やす予定です。先のエピソードに書いたように、BHUのバカの輪をどんどん広げていきたい。それにはもっとバカ役者が必要です。目下バカ役者を捜索中。メンバーが決定次第、ブログでもご紹介しますね。

ネットに情報を公開して以来、ここまでBHU作品のことについて書いたことはありませんでしたが、いかがでしたでしょうか。「代表の独り言」はひとまずこれで終わりますが、今後も様々な情報を掲載していきますので、引き続きアクセスしてくださいね。

それでは、また来秋。

※撮影協力:イマジング

2008年5月19日 (月)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード18

Ca3a0002ブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその18回目。果たしていつまで続くんでしょうか。今回は作品から離れて、公演期間中にあった舞台とは関係ないお話しをします。

どこで公演をおこなっても気になるのがランチタイムです。地元の弁当屋で弁当を注文したり、現地の定食屋で得体の知れない定食を食べたり、ちょっと有名なラーメン屋があった日には間違いなくそこに食べに行きます。20代の頃は昼の回と夜の回の間に、メイクも落とさず、衣裳もそのままで、集団で外の店に食事をとりにいくという暴挙に出たこともありますが、さすがに分別のつく大人となった今ではそういうことはしなくなりました。当たり前ですね。失礼しました。

今回は基本的に出演者は外食することにしていたので、2日目の昼、私は金塚と一緒に食事処を探したのですが、これがなかなか見当たらない。もう少し足を伸ばせばたくさんお店があるようなんですが、時間もそんなに余裕があるわけではないので、近場で探さなければいけない。とある中華料理の店が目に入ったので、迷わずそこに入ることにしました。

そこは、中身は中華料理を食べさせる店なんですが、店構えや内装がどう見てもヨーロッパのパブ(居酒屋)を彷彿とさせる作りで、おまけに店内にかかっている曲はクラシック音楽。どこかちぐはぐな印象を受けました。
注文して出てきた食事も、メインディッシュの味が濃いのに、デザートの杏仁豆腐は全く味がしないという、これまたちぐはぐな作り。美味いとか不味いとかいう話以前に、どこか「腑に落ちない」お店でした。

劇場に戻る途中、コンビニエンスストアに寄って飲み物でも買おうと思ったら、お店の前にパトカーが。店の入口も閉ざされて、店内の電気も消されています。お昼時だったので真っ暗ではありませんでしたが、何かあったのでしょうか。強盗でも入ったのでしょうか。その割には警察官が2人くらいしかいないし、周囲に人だかりもありません。テレビのニュースやドラマの見過ぎだからでしょうか「地味な犯行現場」という言葉が頭の中をよぎりました。あるんですね。ひっそりと強盗に入って、ひっそりと通報されて、ひっそりと逮捕される犯行現場って。その後、お店は何事もなかったかのように運営を再開していましたから、大きな被害もなかったのでしょう。良かった良かった。

滅多にお目にかかれるようなシーンではありませんが、あまりにもひっそりとしていたので、ここにひっそりと書いておくことにします。さて、次回はいよいよ最終回。「BHUの今後の活動」についてお話ししましょう。

また明日。

2008年5月16日 (金)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード17

Bh16_28_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその17回目。「結局、今回はどういうお話しだったの?」というご質問にお応えします。

一見「窓際部署に異動した敏腕捜査官が、理不尽な抜き打ちテストに合格して偉い人になる話」に見えますが、実際は「自分を見失った働き盛りのキャリアウーマンが、大好きな海外ドラマの世界を疑似体験して自分を取り戻していく話」です。これは、冒頭のナレーション(場内アナウンス)を聞いていればおわかりになる話で、最後にカウンセリングに戻るところも、特に「どんでん返し」にはなっていません。

構造として「どんでん返し」であっと言わせるようなドラマ仕立てなのに、どうして最初からネタバレしてしまうの、というご意見を何人かのお客さまより伺いました。初期の作品でいえば第2回公演の『しようがないひと』のラストや、最近では第10回公演の『職業、シュヴァイツァー』、第13回公演の『ベルホヤンスクで犬』などに、ちょっとした「どんでん返し」がありますが、今回はお客さまも一緒になって、ミナミに「どんでん返し」を味わってもらおうと思い、こういう構成にしました。

「今まで黙っていたけど、本当はこういうことだったんだよ」という視点から見ることによって、ある人にとっての真実が、ほかの人にとっての真実とは限らない、みんながひとつの世界を同じように見ているとは限らない、という体験ができたのではないかと思います。BHUの基本にあるのはこの部分です。様々なバカをお見せすることによって、見方によって辛い出来事も楽しく前向きに解釈できる。日常の何気ないシーンでも、捉え方によっては爆笑できる。バカの輪を広げていけば、もっと楽しく日常が送れるのではないか。そんな願いが特に今回の作品には込められています。

大げさなことを言えば「人生はどんでん返しの繰り返し」かもしれません。予測不可能な事態に陥ることは人生を重ねるほど多くなっていくかもしれない。それを受けるだけでは物語の「どんでん返し」にはっとなるのと同じで、予測していなかった分、ちょっとしたパニック状態になってしまうかもしれない。でも、「どんでん返し」の仕組みがわかっていれば、一瞬は驚くかもしれませんが、すぐに冷静に問題を対処できるようになるでしょう。「笑いすぎて、そこまで考えていなかったよ」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。次に目の前に人生のどんでん返しが訪れても、同じように笑って対処できるようになってますから。

長くなってしまいましたが、次回は作品からちょっと逸れたお話しをしましょう。

また来週。

2008年5月15日 (木)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード16

Bh16_23_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその16回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続き、シンプサンズのシーンについてお話ししましょう。

アメリカン・ホームドラマ仕立てのシットコム(シチュエーション・コメディ=観客の笑い声が聞こえるコメディ番組)のシーンを作りたくて、アメリカで現在でも何かと話題になっている人気アニメ『シンプソンズ』に似たタイトルにしようと思ったのがきっかけで「シンプサンズ」が誕生しました。他にシットコムで有名なドラマがないわけではなかったんですけど、認知度を考えると『シンプソンズ』だろう、と。

最初は3人の神父が面白おかしなドタバタ劇を繰り広げる内容にしようかと思ったんですが、神父の衣裳がない。作る時間もない。それ以前に、女優が2人いるから「アマサンズ」になっちゃうだろう、ということで「神父サンズ」は諦めて「新婦サンズ」にしたわけです。私が客席側に座って「そっちの新婦か!」と叫ぶところがあるんですが、元から「神父サンズ」のイメージがなかった方も結構いらしたようで、あまり反応がありませんでしたね。もっと勉強します。

この「シンプサンズ」が始まる前、マイケル(おかみ)が客席側に行って、お客さまに「日本人ノカタデスカ?」といきなりネタをふるところがありますが、みなさん何の抵抗もなく自然にお応えいただけたので、お客さまの中には「あれはサクラ(仕込み客)ではないか」と疑われる方もいらしたほどです。改めてお伝えしますが、一切仕込みはありません。

初日にネタをふられたお客さまは、あとで「無茶ぶりしないでくださいよ〜」などとおっしゃっていましたが、帰りの電車の中で「あそこはこう返答すればよかったんじゃないか」などと一人反省会をされていたようです。ありがとうございます。

次回は「結局、今回はどういうお話しだったの?」というご質問にお応えしましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月14日 (水)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード15

Bh16_17_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその15回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続き、ミカエル山川についてお話ししましょう。

ミカエル山川が最初に登場したのは2007年春に上演した『ベルホヤンスクで犬』でした。では今年も春公演で登場したから、これからずっと春公演はミカエル山川が登場するのかといえば、そういうわけではありません。たまたまです、たまたま。しかも、今回当初はもっと曲の部分が長かったんですが、メンバーたちから「ちょっと長くて飽きるかも」と言われて、歌の部分を短くしたくらいです。

『職業、シュヴァイツァー』ではマトリョミン(マトリョーシカ人形の中に電子楽器テルミンを内蔵した楽器)、『あ、ドヴォルザーク先生』ではクラシック音楽に載せて無理矢理ミュージカル仕立て、『ションボリナハト』『ベルホヤンスクで犬』でギター演奏など、BHUでは「音を楽しく表現する」ということも意識しています。もっと遡れば第3回公演の『ベンジャミン』などはナンチャッテ・ミュージカルなシーンがテンコ盛りでしたし、コントライヴのときにも幕間でゲストミュージシャンにギター演奏で遊んでもらったり、とにかくいろんな音で聴覚的にも楽しんでいただこう、という思いが私の中にありまして、これに見かけの間抜けさを加えたキャラクターがミカエル山川だと思ってください。

ムーミンのスナフキン的なポジションで採用するのにはとても便利なキャラクターなので、今回も登場していただくことになったわけですが、さすがにこれ以上登場させても芸がないので、また新しいキャラクターを考えます。ただ、楽器演奏が得意というわけではないので普通の楽器を使うかどうかはわかりませんが。いっそのことオーケストラ丸ごと使ってバカできればいいのに、と思うこともありますが、それはまたいずれ。

服も帽子も自前なので、ひょっとしたらどこかの街で弾き語りをしているかもしれません。見つけたら気軽に声をかけてください。

次回はシンプサンズのシーンについてお話ししましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月13日 (火)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード14

Bh16_14_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその14回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続き、ゲストメンバーのバカっぷりについてお話ししましょう。

橋本淳子は演劇の舞台よりも前に舞踏の舞台に魅了され、舞踏関係のワークショップ(研修のようなもの)にも参加するほどの舞踏好きでした。あの小さい身体のどこにそんなパワーが蓄積されているのかわかりませんが、子供の頃からアクティブな人だったようです。そこから、どこをどう演劇方面の道に進んだのかは、一回聞きましたが忘れてしまったので割愛するとして、様々な紆余曲折を経て現在自分がリーダーを務めるダンスパフォーマンスユニット『Buri♥cama』を立ち上げるまでに至りました。一体どんな「舞踏」が繰り広げられるのか。簡単に言ってしまえば歌謡曲のアテ振り(歌詞の内容に合った動きをすること)なんですが、そのアテ振り度合いがハンパない。もはや「歌詞を身体ですべて説明している」と言っても過言ではないでしょう。

今回のステージでは初の英語詞のアテ振りにチャレンジしてもらいました。とはいえ、いつものBuri♥camaテイストで突っ走られると、そもそもダンサーではない金塚や阿部にかなりの負担を強いることになるので、稽古期間も短かったこともあってシンプルな振り付けにしてもらいました。シンプサンズに関しては明日詳しくお話しするとして、久しぶりの「演劇の舞台」に、最初のうちは緊張していたようですが、BHU自体がそんなに「演劇」という枠にとらわれない「見勢物」ユニットだということがわかってからは、かなり自由に動けるようになったと思います。

若い分、まだまだ表現力に甘さが残るものの、お客さまを楽しませたいという意識が自分のユニットのステージも含めて人一倍強い人なので、BHUのバカワールドへの参加をきっかけにますますパワーアップしていただきたいところです。

次回はミカエル山川のシーンについてお話ししましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月12日 (月)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード13

Bh16_15_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその13回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続き、ゲストメンバーのバカっぷりについてお話ししましょう。

阿部みゆきは、演劇集団キャラメルボックスという、演劇好きでその名を知らぬ者はそういない劇団が主催する俳優教室の一期生でした。私が学生の頃は「劇団・円の研修生でした」とか「文学座の研修生でした」というだけで「おおー!王道!本格派!」と賞賛されたものでしたが、今では私が舞台に関わり始めた頃に旗揚げした劇団が開催した演劇教室の生徒と共演するようになったかと、感慨もヒトシオです。とにかくパワーがある。ちょっとやそっとじゃ屈しない。空気椅子のシーンも「客席から観て真横なので、下手にごまかしてはいけない」と、本番では稽古以上に深く腰を落として演じていました。スパークする役者バカというキャッチコピーがついたのは元仮面ライダーの藤岡弘さんですが、彼女にもそのコピーが当て嵌まるんじゃないでしょうか。

ラスト間際、いきなり訳のわからない英語の台詞を発し始めるシーンがありますが、あそこも英語に堪能な知人を呼び出して発音や台詞の言い方のアドバイスを受けていました。ついでに私が書いた台本の文法までなおしてもらいました。その節はお世話になりました。

まだまだ荒削りなところもありますが、今どき珍しい「根性で舞台を乗り切る女優」を見たような気がします。そんな彼女の次回出演作は、TOKYO ORANGE 2008 インプロヴィゼーショナルシアターシリーズ#6『真夏の夜の夢』です。7月15日から22日と、少し先の話ですが、即興劇という過酷な環境の中、スパークする阿部をご覧になりたい方にオススメのステージです。

次回はゲストメンバー橋本淳子のバカっぷりをご紹介します。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月 9日 (金)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード12

Ca3a0004ブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその12回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続き、ゲストメンバーのバカっぷりについて書くつもりでしたが、その前に「楽屋はどうなってるの?」というご質問がありましたので、そちらにお応えします。

みんな大好き素人編纂オンライン百科事典Wikipediaによりますと「もともとは楽器を置いたりする場所、舞楽の演奏者が舞台の後ろの幕の内で演奏していた場所を「樂之屋」と呼んだのが楽屋の語源」だそうです。大きな劇場やテレビ番組などの「控え室」も今では楽屋と称していますが、舞台などは当然お客さまのための設備が優先されるわけで、居心地のいい楽屋などというものは滅多にないと思ったほうがいいでしょう。小劇場によっては「既設の楽屋はないから好きに作ってくれ」と言われるところもあるほどです。

テルプシコールの楽屋は画像をご覧になればおわかりのように、男女4人で使うにはやや小さい。衣裳も変えず、メイクも一回すればおしまい、という内容であればいざ知らず、今回も衣裳替えあり、中途半端な小道具ありと「物の置き場所」が必要な作品です。結局、この楽屋は「女優専用兼衣裳置き場」となり、男2人は秘密の場所で衣裳替えをすることにしました。

余談ではありますが、この楽屋、なぜか湿度が高い。阿部と橋本の発汗量がすごかったのか、保管した衣裳の汗が逃げ場をなくしたせいなのかはわかりませんが、乾燥して喉を痛めることがなかったのはこの楽屋のおかげかもしれません。その代わり、バゲット(フランスパン)が回を追うごとにフニャフニャになっていきましたが。

次回はゲストメンバーのお話です。
ゲストメンバーと言えば、明日10日に渋谷のTaU KITCHENというライブハウスで開催される『STAR BURST WORLD TIME』というイベントに橋本がリーダーを務めるBuri♥camaが参加してダンスを披露します。お時間に余裕のある方は、ぜひ熱い渋谷の夜をご堪能ください。

また来週。

2008年5月 8日 (木)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード11

Bh16_13_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその11回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続きです。

私は劇作家として基本的にアテ書き(出演する役者のキャラクターに合わせた台本を書くこと)をしない人間ですが、多少は「彼(彼女)ならこのくらいやってくれるだろう」という気持ちで書くことはあります。今回、わかりやすい例で言えば、橋本はダンスユニット「Buri♥cama」のリーダーでもありますから、ダンスはお手の物だろうということで、シンプサンズの「踊ろう」というシーンを書いたりしています。ルービック・キューブのシーンに関しても理系の金塚(大学の理工学部を卒業しています)だったらできるだろう、ということで、あのシーンを書きました。

確かにルービック・キューブは金塚が小学生だった頃、学校でも流行ったそうです。私は当時中学生でしたが、学校で大流行り。インターネットなどない時代でしたが、攻略法が書かれた「紙」が出回り、それを覚えては「早解き」のタイムを競ったものです。てっきり金塚も小学生とはいえ「早解き」を競っていたものだと思いきや、なんと「ルービック・キューブは苦手」というじゃありませんか。

彼は「ルービック・キューブくらい楽に解けそう」と周囲から見られて、実際やってみると「楽ではなさそう」と思われてしまう苦い幼少期を送ってきたとのこと。「そりゃ申し訳ない。過去のトラウマを思い出させてしまったね。じゃあ、代わりに私がやろう」という話にもならず、彼は本公演の稽古期間、台詞を覚えるよりもルービック・キューブをスマートに六面揃えることに心血を注いだのでした。

しかもただ揃えるだけでは意味がなくて、舞台をご覧になった方ならおわかりのように、台詞に合わせて揃えていかなければならない。ミナミ捜査官の心情とシンクロするように、ルービック・キューブを揃えていかなければならない。単なる「早解き」とはわけが違います。それでも金塚は小屋入り(公演期間の初日)前までには、揃えられるようになりました。「役者ならそれくらいできて当然」とまでは言っていませんでしたが、よく頑張りました。

ところが、最終リハーサルのときに思わぬ誤算が発覚。なんと照明の色の影響で、ルービック・キューブのブロックの色が普段と違って見えてしまうことに気付いたのでした。ですが、そこは舞台経験豊富な金塚です。リハーサルで要領を掴み、本番では無事揃えることができるようになりました。果たして彼は過去のトラウマを払拭することはできたのでしょうか。

次回はゲストメンバーのバカっぷりについてお話ししましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月 7日 (水)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード10

Bh16_11_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその10回目。まだまだ続きます。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続きです。

さて「囮捜査」のシーンの続きですが、目にも止まらぬ速さでボブ(金塚)の手が動いているのがおわかりでしょうか。おかみが「バカな音」にこだわるのに対して、金塚は「バカな動き」や「バカなポーズ」にこだわりがあります。都会暮らしが長い人には伝わりにくい動きだったようですが、お客さまの中には「(牛にたかる)ハエが見えた!」という方もいらっしゃいました。ありがとうございます。こんな動き台本に指定していません。お客さまに「オレは今牛だ。ミルウォーキー州の乳牛なんだ!」と伝えようとする金塚のこだわりでしかありません。

すみません。ミルウォーキー州の乳牛のくだりは、今私が作りました。

普段は「かっこいい」とか「クール」とか言われている(らしい)金塚ですが、いざ自分が意識してかっこつけようとすると「どこか笑える」と言われるのだそうです。男としては不幸なことかもしれませんが、バカとしては幸せなことだと思います。ですから今回も金塚のシーンで笑えるところは、本人「かっこいい」と思って演じているところが多いのかもしれません。

今回このシーンは何度か書き直しました。最初から変わっていないのは「スター・ウォーズの話をしながら囮捜査の練習をする」というところだけです。前回も書いたようにコントライヴでのネタをベースにしていますが、今回は特に「自分が思っていることを相手に伝える」には様々な方法があることを表現しようと思い、あのようなカタチに落ち着きました。ちょっと強引でしたけど。

次回は金塚を悩ませた、あるシーンについてお話ししましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月 6日 (火)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード9

Bh16_10_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその9回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続きです。

ご覧になった方はもちろんのこと、ご覧になっていない方にも特に説明する必要もないほどバカな画像です。なか日以降のステージをご覧になったお客さまはこの状態では観ていません。この状態だと頭に載せたお面が見えづらい(わかりづらい)のではないか、という話がステージ後のミーティングであったため、以降は顔の真横にお面がくるようにして、観客席からはお面を正面から、実際かぶってる2人は正面に向き合ったカタチで会話をする、というように演出が変わりました。このように「どうすればもっとバカを表現できるか」ということを考えているので、本番に入ってからも細かい手直しが発生することがあります。

おかげさまで、お面のかぶり方を変えてやったところ、とある女性のお客さまが思わず「うわ、ムカつく!」と口をついて言葉が出てしまったとのこと。周辺のお客さまはより爆笑されたとのことです。ありがとうございました。

コントライヴ『ブースト!!』をご覧いただいたことのあるお客さまは「見たことある!」と思われたかもしれません。あの時は刑事3人が同じ会話を「オバサン(団地妻)」「力士」「犬」「F1」バージョンで話すというネタでした。その後「F1」ネタは『職業、シュヴァイツァー』でも使われましたから都合3回目ですね。全部ご覧になっているお客さまは、そろそろ実生活でも応用できるのではないでしょうか。すかっとするのでお試しください。次もこの「囮捜査」のシーンについてプチ解説をお届けしましょう。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月 5日 (月)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード8

Bh16_4_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその8回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」の続きです。柱の傷は一昨年の、五月五日の背比べ。家でやることがなくなったら、とりあえずこのブログを見るか、背比べをしてみてください。楽しくなると思います。

さて先週からシーンを少し戻して『チェイス・マンハッタン』の前半部分です。画像としてはこちらが主流です。先週の画像しかご覧になっていない人は一体どんな話だったんだと訝しんだかと思いますが、先週までの画像はとりあえず忘れてください。日系人のFBI連邦捜査官の物語です。表向きは。実際は、悩めるキャリアウーマンが「自分探し」をしたものの泥沼にハマって、素直になるために悪戦苦闘する物語です。なんて書くと、エラくカタい話に見えますが、舞台をご覧になった方の大半は微塵も「カタい」などと思わなかったことでしょう。

この画像にしてもそうです。一見スーツ姿でばりっと決めた(そう見えなくても決まってることにしておいてください)4人組が真面目な話をしているように見えますが、内容は「決してそのマムなようなマムはマム」とかバカなことを言っています。
マムについて余談ですが、日本人でも馴染みのある「イエッサー!(Yes, sir!)」の女性版、つまり「目上の女性」に対して使う返事を「イエス、マム(Yes, Ma' am!)」と言います。初めて聞いたとき「アメリカでは女性の上司はみんな母親(Mom=マム)扱いするのか」と思ったものでしたが、「マダム(Madam)=ご婦人、お嬢さん」を簡略化したものだったと後で知りました。

一見真面目でクールなスタイルなほど、ちょっとした間抜けなことが可笑しく見える。これがBHUのバカの基本です。格好つければつけるほど滑稽に見える。それを滑稽だと言える世の中、滑稽だと言われて喜べる世の中にしていきたいものです。次回はもっとわかりやすい画像をお届けします。

また明日。

※画像提供:イマジング

2008年5月 2日 (金)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード7

Bh16_8_rブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその7回目。「BHUはなんでそんなにバカなの?」という問い合わせにお応えします。

画像をご覧ください。ジョン&メリーとエアチェア(空気椅子)に座るミナミ捜査官、そして酸辣湯麺(スーラータンメン)を届けにきたカムカム軒のワンさんが集うシーンです。今までBHUは「身体を張ったネタ」をあまりしてきませんでしたが(着替えは多いけど)ここらで一発挑戦してみようかと、オーソドックスではありますが空気椅子のシーンを作ることにしました。決して椅子やテーブルの出ハケ(舞台上に出したり引っ込めたりすること)が面倒だからとか、そういう理由で空気椅子にしたわけではありませんから。

一応「目に見えないモノは重い」とか「人は時として理不尽な我慢を要求される」というような意味合いもあったりするんですが、単に「間抜けに堪えている」シーンは観ていて楽しいものです。イジメじゃありませんよ。
このシーンはいくら稽古しても慣れないみたいで、おまけにみんなサービス精神旺盛なものだから、稽古のとき以上に無理な体勢をとって場を盛り上げようとして自滅寸前のところまでいきました。よく耐えました。作家・演出家として感謝します。

ちなみにカムカム軒のワンさんは、おかみがNHKのラジオ番組『きらり10代!』のワンコーナー「とあ〜る探偵事務所」で声の出演をしたとき一番最初にやったキャラクターです。番組関係者に「ワンさんがリアルに登場するので観にきてください」と言ったら観にきてくれました。ありがとうございます。

ワンさんが出て行ってからジョン(金塚)がラップをとろうとしたりお祈りしたりするシーンがありますが、あそこはほとんど金塚のアドリブです。最初、割り箸はなかったのですが、それも「箸があったほうが、片方の手が空かず、リアルにラップがとれなくなる」と言って彼が提案してきたものです。そこまで自分を追いつめる人間だとは思いませんでした。天晴です。次回もまだまだ「BHUのバカ」紹介が続きます。

また来週。

※画像提供:イマジング

2008年5月 1日 (木)

『チェイス・マンハッタン』にまつわるエピソード6

P1010604ブローダーハウスユニット(BroaderHausUnit)代表の岡見です。BHU第16回公演『チェイス・マンハッタン』にまつわる様々なエピソードを、ブログに掲載中です。今回はその6回目。「新しいメンバー2人はどこから来たの?」の続きです。GWで出かけている人が多くてこのブログにアクセスする人が減っているかと思いますが、気にせず進めます。ケータイからも見られますので、行楽地で不意に訪れてはいけないはずの「退屈ムード」が訪れたときにアクセスしてみてください。

さて、前回書きそびれましたが、私は特に「2人芝居」にこだわりはありません。バカが2人しかいなかったら2人用の作品を書きますし、それが増えたら増えた分だけの作品を書きたいと思っています。とにかくバカがいない。テレビでバカなフリをしている人は大勢いますが、あれはまだバカではない。映画『オースティン・パワーズ』が流行り始めたあたりから使われた「おバカ」レベルです。

かつて名のある脚本家の方から「BHUは46億年のバカだね」と評されたことがあります。「腰掛けのバカ」ではなく「本腰を入れたバカ」だと。光栄です。何を言っているのかわからない人、ごめんなさい。

バカをたずねて三千里も歩いてはいませんが、なかなか周囲にバカな人がいませんでした。バカを見るのが好きな人は大勢いてもバカをやろうと思う人がいない。冷静に考えると「バカを見たい人」のほうが多い上に、フラストレーションが溜まってきますよね。そこを金塚とおかみが、観ているお客さまに発散してもらおうとバカをやってきましたが、もっとバカがいればもっと発散できる人が増えて、みんな「スッキリ」するんじゃないか、そんなことを考えていた矢先、写真右の阿部みゆきがBHUのスタッフとして参加するようになりました。

こうも「バカバカ」書くと、まるで阿部がバカな人のように思われるかもしれませんが、彼女はバカというよりは「バカの海に飛び込める人」という印象を受けました。案の定「出てみないか」という打診をBHU側からしたところ「出ます!」と返事をしてくれました。素晴らしい。バカを恐れぬ勇気。そんなものがあるのかどうか知りませんが、これでひとり増えました。もともと舞台女優をしている人だから誘ったというのもありますが、彼女にはどこか「怖い物知らず」なところを感じました。いずれ彼女も立派なバカになってくれることでしょう。

一方、写真左の橋本淳子は出会ったときからバカでした。私がもうひとつ抱えているユニット「東京ゲオグランデ」のメンバーが参加しているダンスユニットBuri♥camaのリーダーで、そのライブパフォーマンスを披露する場で彼女のバカ加減に「これは誘うしかない!」と思ったのでした。ダンスバカじゃなくてバカダンスバカ。ああ、もう上手く言えない。
BHUの舞台は観たことありませんでしたが、稽古場でもスグにバカ全開で走り出してくれました。ちなみに『チェイス・マンハッタン』の劇中に登場するシンプサンズのダンスの振り付けは彼女によるものです。ちょっとバカ度を抑えてもらいましたが(他の2人はダンサーじゃないし)それでもバカの香りを感じることはできたかと思います。

とは言え、いくら「バカの海に飛び込め」たり「バカダンスバカ」と言えど、そう簡単に「46億年のバカ」に染まれるわけがない。そこは正直そうだと思います。私のバカ演出もちょっと遠慮気味だったかもしれない。『チェイス・マンハッタン』にバカを求めてこられたお客さまで「ちょっと物足りない」と思われた方がいらしたら、この場を借りてお詫びします。

ですが、これからですよこれから。これからどんどんバカが増えていきますから、楽しみにしていてください。次回は「バカ話」ついでにBHUのバカの姿をお見せしましょう。

また明日。